難しい親知らずの抜歯にも対応
永久歯が生えそろったあとで奥歯のさらに奥に生えてくる親知らずは、まわりの歯に悪影響を与えていなければそのままにして「ほかの歯」と同じように扱いますが、痛み出したり、う蝕や顎関節症の原因となる場合は抜歯されることが多くあります。
当院では、患者様の口腔内の状況を判断して、親知らずの抜歯のご提案もさせていただきます。お気軽にご相談ください。
専任の歯科医師が治療を担当するから安心
当院では、毎週土曜日に横浜市大センター病院口腔外科医局から派遣された口腔外科医が治療に当たっております。 月一回土曜日の午前には口腔外科専門医による診察も行っております。
口腔外科を専門とする2人の歯科医師が親知らずの抜歯を担当することで、通常は大学病院でしか抜くことが出来ないような難症例にも対応いたします。
安全・確実に親知らずの抜歯を行うために
歯科用CT(三次元立体画像撮影装置)による事前の診査診断
当院では歯科用CTを使用して、精密な診査診断が可能になっております。
従来の2Dのレントゲンと比べ、立体的に位置関係を把握できるため、難易度の高い症例にも対応が可能です。
痛みに最大限に配慮
親知らずの抜歯に関わらず、歯を抜くということは、どなたでも不安や恐怖心があるものです。
当院では、極力痛みを伴わないよう配慮しております。麻酔の針は、市販されている針の中で極細の痛みの少ない35Gという規格を採用しております。
親知らずの抜歯の判断
親知らずは何が何でも抜かなくてはいけないわけではありません。
親知らずを残しておくことで、将来、入れ歯やブリッジの土台として使ったり、どこかの歯がだめになった時に親知らずを移植できるメリットもあります。ご自身の親知らずを抜く必要があるかどうかも是非ご相談ください。
抜歯したほうがいいケース
- ・親知らずのまわりの歯ぐきが腫れている(腫れたことがあった)
- ・親知らずのまわりの歯ぐきに痛みがある(痛みがあった)
- ・親知らずが完全に生えてない。(途中まで出ている)
- ・親知らずが虫歯になっている
- ・親知らずが歯ぐきや頬を傷つけている。
- ・レントゲンで親知らずの周りに黒い影がある(含歯性嚢胞)
- ・親知らずの手前の歯(第二大臼歯)が虫歯になっている。(虫歯になるリスクがある)
抜歯しなくてもいいケース
- ・真っ直ぐに生えて(生えてくる見込みがあり)、かみ合っている
- ・歯牙移植のドナーに適している場合
- ・骨に完全に覆われて埋まっている場合
- ・矯正移動に利用できる場合
- ・ブリッジの支えになれる見込みがある場合
よくある質問
- 親知らずは放置しても大丈夫ですか?
生え方がおかしい場合や痛みがある場合はご相談ください。
親知らずは、生えているようにみえなくても、歯肉の中に潜って痛みや不正咬合を引き起こす場合があります。
CTを撮影することで、親知らずがどのような状態なのかみることができます。
ご来院の際にご相談ください。
きれいに生えている場合、そのまま通常と変わらない歯として機能する場合があります。
- 抜かないで治す方法はありますか?
- 親知らずの痛みは細菌によるものの場合がほとんどです。抗生物質を飲めば細菌の量を減らせるので、一時的に症状を改善することができます。ただ、時間がたつと細菌が増殖してきますので、抜歯をして細菌が溜まらないようにしないと根本的な解決にはなりません。
- 親知らずの抜歯は痛いですか?
- しっかり麻酔を効かせて抜歯を行いますので抜歯中はほとんど痛みは感じません。麻酔は表面麻酔をしっかり効かせてから注射の麻酔を行いますので、麻酔薬を注入している際の不快感を軽減させながら行います。万が一、抜歯中に痛みがある場合は麻酔を追加して痛みがない状態にします。痛みがあるうちは抜歯をしませんのでご安心ください。
- 抜歯後には腫れや痛みはありますか?
痛みに関しても術後1〜2日間がピークで、鎮痛剤を処方いたしますので痛みが出た場合は服用してください。かんたんな抜歯では、一度も鎮痛剤を服用しないで済むこともあります。
個人差や抜歯の難易度にもよりますので 予測が難しいのですが、一般的には抜歯後は腫れると思ってください。腫れは体の刺激に対する正常な反応ですので、無理に抑える必要はありません。腫れは2日後がピークで、だんだん治まっていきます。
- 抜いた後に気をつけることはありますか?
- 激しい運動や長時間の入浴、飲酒などは出血や痛みの原因になりますので控えてください。食事に関しましては 召し上がれるのであればとくに制限はありません。こちらから処方させていただく、化膿止め、鎮痛剤をしっかり服用してください。
- 抜歯の費用はどのくらいかかりますか?
- 親知らずの抜歯は、完全に保険の範囲内で行えます。費用は抜歯の難易度によって大きく変わります。通常の抜歯であれば、お薬代を含んで1,100円〜2,200円(税込)ですが、横に向いて埋まっている親知らずだと5,500円(税込)近くなります。
こんなケースは早めにご来院ください
- 痛みはないが、親知らずが斜めに生えている
- 親知らずの隣の歯がむし歯になっている
- 親知らずの周辺の歯ぐきが腫れている
- 親知らずが生えている、または埋まっていて痛みがある
- 親知らず周辺がときどき痛むが、数日で痛みが治まる
特に親知らずが痛みだしたら早めにご来院ください。虫歯や炎症を起こしている可能性があります。
当院では抜歯するしないに関わらず、常時親知らず相談を受け付けております。
豊富な症例数と知識のある口腔外科医による適切なアドバイスをさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。
他の医院で親知らずの抜歯を断られた方もお気軽にご相談ください
当院には大学病院などで難しい抜歯を多数経験している口腔外科医が治療を担当しておりますので、抜歯が出来る場合もあります。
親知らずの抜歯以外の口腔外科に関して
当院の口腔外科では、親知らずの抜歯以外にも、顎関節症、口内炎、スポーツなどによる外傷といったものまで、幅広い疾患に対応しています。
顎に違和感がある、腫れや痛みがあるなど、気になる点がありましたらお気軽にご相談ください。
対応している疾患の一例
- ・口の中のできもの(良性腫瘍、がん)
- ・口内炎、粘膜のあれ、舌の痛み
- ・骨の中の膿ふくろ(膿瘍、のう胞)
- ・あごの骨折あごの痛み(顎関節症など)
- ・難しい歯の抜歯(埋伏歯)
- ・顔の神経痛(三叉神経痛など)