マウスピース矯正で美しい歯並びへ
「マウスピース矯正」は、透明なアライナーと呼ばれるマウスピース型の装置で歯並びを改善する治療方法です。周囲の目を気にせず歯列矯正が可能で、必要に応じて取り外しも可能です。
定期的に新しいアライナーに交換しながら、徐々に理想的な歯並びを目指します。
当院では、矯正認定医の先生が施術いたします。マウスピース矯正だけでは思うような結果が得られない場合、従来のワイヤー矯正で補足することも可能ですのでご安心ください。
世界的に実績のある「インビザライン」システムを当院では採用しています。
インビザラインのメリット
透明で周囲から気づかれにくい
インビザラインは薄く透明なプラスチック製です。治療中も自信を持って笑顔を見せられ、矯正中であることは周囲からほとんど気づかれません。
快適な装着感
ワイヤーを使用しないため、口腔内の痛みや炎症のリスクが低減されます。また、矯正中の力が分散するので、歯の移動による痛みも従来のワイヤー矯正よりも抑えられます。
衛生的で管理しやすい
取り外し可能なため、通常通りの歯磨きやフロスの使用が可能です。これによりプラーク沈着のリスクが低くなり、歯と歯周組織の健康維持に役立ちます。また、アライナー自体も簡単に洗浄できるので、衛生的に使用できます。
食事時の快適さ
食事の際にはアライナーを外すことができるため、食べ物が装置に絡むストレスがなく、また食事の制限も必要ありません。
会話への影響も少ない
アライナーは薄く透明で発音への影響も抑えられています。そのため、接客業に従事する方も安心して使用できます。
金属アレルギーの心配がない
アライナーはプラスチック製のため、金属アレルギーの心配がありません。
先進的な3Dシミュレーション技術
独自の3D治療シミュレーションにより、段階的な歯の移動をプログラムしています。約1週間ごとに0.25mmずつ歯を動かす精密な計画に基づいて治療を進めます。
治療の流れ
- 1
初診カウンセリング
患者様のお悩みとご希望をお聞きし、口腔内の健康状態を確認します。治療内容、期間、費用についてご説明し、ご質問にお答えします。虫歯や歯周病がある場合は、先にそちらの治療を行います。
- 2
精密検査
レントゲン、CT、口腔内写真撮影、咬合チェックを実施します。インビザライン適応と判断された場合、歯型を採取します。
- 3
治療計画の作成と説明
専用ソフト(クリンチェック)を使用し、3D画像で歯並びの変化をシミュレーションします。具体的な治療計画をご説明いたします。
- 4
アライナーの作製
歯科医師が細かな調整を加えた後、データをアライン・テクノロジー社(米国)に送信。約2週間でアライナーが完成します。
- 5
インビザライン矯正開始
使用方法や注意点を説明し、治療を開始します。通常2週間ごとにアライナーを交換します。不明点はいつでもお問い合わせください。
- 6
定期検診
1~3ヶ月ごとに来院いただき、歯並びの変化を確認します。新しいアライナーもお渡しします。
- 7
治療終了
治療前のシミュレーションと実際の歯並びを比較し、十分な効果が得られていれば終了です。必要に応じてアライナーの追加も可能です。
- 8
保定期間
治療期間と同程度の期間、保定装置を使用して歯並びを安定させます。後戻り防止のため重要な期間です。
よくある質問
- インビザラインは1日何時間くらい使用すればいいですか?
- インビザラインは1日20時間以上の装着を推奨しています。食事と歯磨き以外は常時装着が理想的です。
- 治療期間はどのくらいかかりますか?
- 通常、ワイヤー矯正より長めですが、補助装置の併用で大幅に短縮できる場合もあります。
- 痛みはありますか?
- ワイヤー矯正と比べて痛みは少なく、口内炎のリスクも低いため、快適な治療が可能です。
- インビザラインの装着中に飲食はできますか?
- 柔らかい食べ物や糖分のない飲み物なら装着したまま飲食が可能です。ただし、頻繁な取り外しは治療の遅れにつながります。飲食後は必ず歯磨きをしてください。
- インビザラインは使用を続けても透明なままですか?
- 徐々に黄ばみが出ますが、2週間ごとに新しいアライナーに交換します。また、専用洗浄剤でケアも可能です。
- 何歳から治療は始められますか?
- 第2大臼歯(12歳臼歯)が生えていれば治療可能です。骨細胞の活性が高い成長期(中高生)からの開始がおすすめです。
料金
項目 | 費用(税込) |
---|---|
インビザライン装置 | 935,000円 |
未承認医療機器の使用について
- ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法の承認を受けていない未承認医薬品です。
- ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米アラインテクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
- ・国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法の承認を受けているものは複数存在します。
- ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていています。現在まで世界で1800万人以上の治療実績があります。
- ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。
リスクと副作用
- ・アライナーの装着時間が少ないと治療期間が長引く可能性があります。
- ・他の矯正治療法と同様に、疼痛・歯根吸収・歯肉退縮の可能性や適切な保定をしないと治療後に後戻りすることがあります。
- ・従来のワイヤー矯正に比べると、う蝕や歯肉炎のリスクは減少しますが、口腔内清掃を怠るとう蝕や歯肉炎のリスクがあります。
- ・食事の際、装置を必ず外す必要があります。